こんにちは!自宅ネイルサロンオーナーのもりです。
自宅ネイルサロンを始める時、一番気になるのが開業資金ですよね。
そこで、この記事では、実際に私が開業する時かかった費用を例に挙げて、詳しく説明してきます。
現在は持ち家の一軒家で運営してるんやけど、
この記事では、初めて賃貸マンションで開業した時の一軒目の時のことを書いています!
実際にかかった開業資金
私の場合、まず結局いくらかかったのか、結論から言うと・・・
約76万円です!
思ったよりかかる!と思った人多いんじゃないでしょうか?
私はそうでした。もっと気軽にできると思ってました・・・。
では、何にいくらかかったのかを、細かく説明していきます。
①物件
一番費用がかかった部分です。
自宅ネイルサロンを始めるマンションの初期費用として、約47万円かかりました。
ただ、私の場合はどのみち引っ越さなければいけない状況だったので、このタイミングで物件探しができて幸運でした。
今住んでいる自宅で開業する人は、この費用がいらないのでぐんっと開業資金が下がります。
ただ住居用の賃貸物件の場合、勝手に事業を始めると契約違反になる恐れがあるので、事前に確認して下さいね。
②内装
賃貸マンションの4.5 畳の1室で始めることになったのですが、
「少しでも可愛くしたい・・・でも賃貸だから出る時は元に戻さないと・・・」
ということで、お金もあまりかけられないし大掛かりなことはしていませんが、
床のフローリングが全然気に入らなかったので、クッションフロアを自分でひきました。
部屋の雰囲気も変わるし、ジェルや薬品をこぼしてしまっても安心なのでオススメです。
マスキングテープと両面テープで貼り付けたので、退去の際は綺麗に剥がせました。
あとは、セリアで買った飾り棚を押しピンでブスブス刺して壁に飾りまくり、おしゃれなウォールステッカーを貼っていい感じになりました。
ちなみに、4年で退去してんけど、私は押しピンの穴は何も言われへんかった!
ここでかかった費用が、約1万5千円です。
③備品消耗品
自宅ネイルサロンで最低限必要な備品消耗品に、実際に私がかかった金額を公開します。
ネイルデスク | 1万7千円 |
ネイリスト用チェア | 4千円 |
お客様用チェア | 1万円 |
照明(部屋用、手元用) | 1万円 |
収納棚 | 5千円 |
ホットキャビン | 5千円 |
ジェル用ライト | 1万円 |
ストーン、カラージェル等収納用ケース | 1万円 |
合計 | 7万千円 |
デスクとかチェアは、寸法をしっかり考えた上で色々見たけど、ネットが一番安かったよ!
ホームセンターや100均もかなりお世話になりました。
この時は本当に資金が少なかったので、かなり時間をかけて、値段、機能性、デザイン、のバランスで納得できるものを吟味して購入しました。
④ネイル商材
商材選びはとても大切ですが、メーカーや、何をどこまで揃えるかも悩みどころですね。
こちらも私が実際にかかった費用を公開します。
クリアジェル(ベース、トップ)ストック✖️1ずつ含む | 3万円 |
カラージェル(25〜30色) | 2万5千円 |
ラメ、ホロ、シェル等 | 1万円 |
パーツ | 1万円 |
ストーン | 5万円 |
ブラシ(8本) | 2万3千円 |
薬品 | 5千円 |
アクリルパウダー(カラー含む) | 万円 |
ファイル類 | 5千円 |
ニッパー類 | 3万5千円 |
合計 | 2万8千円 |
自宅ネイルサロンでは、アクリルは扱わない人も多いと思いますが、割れ爪のリペア等に必要なので、最低限は用意することをオススメします。
ストーンやパーツ、カラージェルとかは、とりあえず一通り揃えて、あとは営業しながら少しずつ増やしていったよ!
広告費
一番最初に自宅ネイルサロンを開業した時は、それまで勤めていたサロンの顧客様が来てくれる見通しが立っていたので、とりあえず宣伝広告は出しませんでした。
なので私の場合は、ここにかかった費用はこの時点では0円です。
ですが、新しい場所で開業し、たくさんのお客様に来て欲しい場合は重要なポイントです。
どういう宣伝の仕方をするかで、もちろんかかる費用も変わるので、よく考えてみて下さい。
現在運営している自宅ネイルサロンを始めた時は、広告費をかけて宣伝しました。
よかったら参考にして下さい
⑥運転資金
ライフスタイルや家族構成によって、自宅ネイルサロンの収入がどれだけ生活を支えていくのかは人それぞれです。
私はこの時点では、まだ子供もおらず夫と二人きりの生活で、ダメならバイトもすればいいわ、と思っていたので運転資金たるものはあまり考えていませんでした。というかそんなお金ありませんでした。
しかし、自宅サロンの収入がなければ生活が成り立たないと考える人は、当面の運転資金は用意しておいて下さい。
お客様が増えるまでは、アルバイトをしながら、ということも出来ますから、それを計算した上で、最悪自宅ネイルサロンの売上がゼロでも、生活が成り立つかのイメージはしておいて下さい。
開業資金を少しでも節約するには
こだわりだせばキリがないけど、最初はやっぱり1円でも節約したいですよね。
では、ここまで説明してきた中で、節約できるとしたらどこなのか?節約してはいけないものは何なのか?
を続けて見ていきたいと思います。
節約可能なもの
開業の際、以下の項目は工夫次第で費用を抑えられます。
- 広告
- 内装
- 商材の量
・広告
自宅ネイルサロンの宣伝として重要な広告費ですが、大手の集客サイトに依頼すれば効果が期待できるものの、費用は高額となります。
まずは費用のかからないSNSの利用を試すのも方法の一つです。
SNSは競合が多いため、かなりの工夫と継続が大切ですが、高い費用をかける前にやってみる価値はあると思います。
・内装
最低限、お客様をお迎えするためのサロン創りは大切ですが、自宅ネイルサロンの内装は、限られた資金の中で優先順位の高いものではありません。
大切なのはおもてなしの心であり、特別オシャレな空間でなくても、清潔であればお客様は来て下さいます。
実際に営業し、資金に余裕が出始めてから、少しずつ理想の空間にグレードアップしていく形で十分です。
また、私の経験から、ネイルデスクやチェアに関しても、最初は安価なもので十分です。
値段はピンキリですが、ネイルデスク専用で探すと効果なものは10万円を余裕で超えるものもありますが、ネット通販や、格安家具店で売っている組み立て式のパソコンデスクなどでも全く問題ありません。
私も一番最初に使用したのは、安価なパソコンデスクやったよ!棚もホームセンターで買った3段ボックス使ってた
選ぶ基準として大切なことは、とにかく自分の施術しやすい寸法を知ること!安くて全然問題なかった!
・商材の量
始めから、あれもこれも揃えなくても大丈夫です。
例えばカラージェル一つでも、カラーの種類は無限にあり、豊富に揃っていれば確かにお客様に喜ばれるでしょう。
でも、実際によく使用するカラーは限られています。
ジェルは混ぜてカラーを作ることができるので、最初は20〜30色を揃え、混ぜれば作れるカラーは買わない、逆に混ぜて作れないカラーを優先して揃えておき、少しずつ買い足して増やしていけば良いのです。
ストーンやパーツも同じことです。
自分がどういうお客様をイメージしていて、どんなデザインを主にやっていきたいのか明確にし、それができる商材が揃っていれば問題ありません。
実際に営業すれば、何が足りないのかははっきり分かってきます。
注文すれば翌日に届く時代ですから、それからでも遅くはありません。
節約してはいけないもの
どんなに資金が限られていても、ケチっては後から後悔するものがあります。
初期投資として、かけるべき所には、勇気を持ってお金を投入して下さい。
- 商材の質
- 精密機器、道具
- 物件
・商材の質
自宅ネイルサロンで主に取り扱うメニューは、ほとんどのほとがジェルネイルだと思いますが、頭を悩ませるのが「どこのブランドのものを使用するか」です。
一般の人でも安価な商材が簡単に手に入るくらい、様々なブランドが揃っていますが、ここはプロのネイリストとしてプライドを持って検討してください。
私も様々なお爪のタイプの方に合わせて、特にベースとトップジェルは様々なブランドを試しました!
決して安価なものがダメだと言っているのではなく、プロとして、何がどう良いのか、本当に自分が自信を持ってお客様に提供できるブランドを見つけて下さいね。
・精密機器、道具
私が絶対にケチって欲しくないのが、キューティクルニッパーと、ネイルマシーンです。
ケチって後悔したのは・・・私や
キューティクルニッパーは数千円から数万円までピンキリですが、スクール生時代、お金がなくて5千円くらいのものを使用しましたが、全然切れず、力任せでカットしてモデルさんを血まみれにした経験があります・・・。
私の技術が足りひんかったっていうにもあると思うねんけど、あれは悲惨やった・・・
プロになり、初めて「光」ニッパーを使った日の衝撃と感動は忘れません。
ネイルブラシ一つでもそうですが、技術はもちろんのこと、道具選びは本当に大切です。
次に、ネイルマシーン、これが高いんですよね・・・。
ほとんどのネイルサロンで使用されているのが、ネイルラボか、ウラワのマシーンで、5万円から6万円かかります。
私はどちらも使用したことがありますが、どちらも素晴らしいマシーンです。(現在はウラワを使用)
それは、安価なものを使用して見て改めて分かったことです。
以前、予備として2万円程度のネイルマシーンをぼう通販サイトで購入し、使用したことがあります。
が、とにかく振動がすごい。これはお客様も不快だろうな〜と感じました。
そして、連続使用した時のハンドピースが熱い。持てないくらい熱かったです。
数日間の使用でも苦痛でした。
ちなみに、そのマシーンはその後、セルフネイラーの友人にあげてんけど、半年で潰れたそう・・
このような精密機器は、高額でも安心のメーカーのものを購入する方が、使い心地も良く、トータルのコスパは良いです。
安物買いの銭失いにならないように、気をつけて下さい!
・物件
よほどの口コミがない限り、「どこでやっても成功する」ほど、自宅ネイルサロンの経営は甘くありません。
1から物件を探すなら、家賃を予算内に収めることはとても大切なことですが、安い値段だけを見て選ぶのは危険です。
立地、治安等、十分に検討するようにして下さい。
自宅ネイルサロンの賃貸物件の選び方に関しては、別に記事で詳しく解説しているので、よかったらそちらも参考にしてみて下さい。
まとめ
私が自宅ネイルサロンを開業するための資金として実際にかかった金額は、約76万円です。
ちなみに、今住んでいる自宅で始められる人は、私のかかった費用で計算すると30万円あれば良い事になりますね。
選ぶ物件によって変わるのと、運転資金のことを考えれば100万円貯められたら言うことなしですが、ある程度目標に近づいた時点で、とりあえず始めてみる勢いも必要だと思います。
私も自宅ネイルサロンの収入だけではしんどくて、副業してた時期がありました。
完璧な理想と違っていても、とりあえず始めてみて、少しずつ改善していけば大丈夫です。私もそうでした。
これから開業する方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとう!ほな、またね〜!