こんにちは!自宅ネイルサロンオーナーのもりです!
子育てしながら、1ヶ月40〜50万円の売上をキープしています。
このページを見て下さっている方は、自宅ネイルサロンを成功させるために様々な努力をされ、情報を集めていることと思います。
自宅ネイルサロンを成功させるための、絶対条件と言ってもいいくいらい大切なこと!
それはサロンのコンセプトです。
- コンセプトってなに?
- どうしてそれが必要なのか?
- 具体的にコンセプトってどうやってつくるの?
この記事では、今更聞けない!ことも、丁寧に解説していきます。
これから自宅ネイルサロンのコンセプトを決める参考にしてもらえると嬉しいです。
もくじ
自宅ネイルサロンのコンセプトとは?
どんな業界でも、ビジネスでは必ず使われる「コンセプト」という言葉。
自宅ネイルサロンにおいても、もちろん重要な言葉です。
まぁ何となく分かるけど・・・、もっと分かりやすく説明でけへん?て声が聞こえてきたわ!
とっても簡単にいうと、
「私の自宅サロンでは、こんな事ができて、こんなことが叶いますよ!!こういうサロンです!」
というサロンの考え方そのもの、というイメージです。
では具体的に、例を出して見ていきます。
私の自宅ネイルサロンのコンセプト
私の自宅ネイルサロンのコンセプトは、「確かな技術と心の癒しを提供する、頑張る大人のわがままが叶うネイルサロン」です。
長年サロンワークでたくさんのお客様を接客した経験から、自分の技術の得意分野と、どの世代との会話が得意かは自身でよく分かっています。
また自分も子供を持ち、子育ても、家事も、働くことも全ての大変さを知ったことで、「どのようなライフスタイルの方でも、頑張っている大人女性がリラックスできて、ステータスを感じられるような場所を作りたい」と思うようになりました。
その自分の強みと、考え方の軸がそのままコンセプトとなっています。
では、コンセプトはなぜ必要なのか?その重要性を見ていきましょう。
自宅ネイルサロンのコンセプト設定のメリット
上で説明した通り、私の自宅ネイルサロンでもコンセプトが設定してありますが、「こういうコンセプトでやってます!是非是非〜!」とそれをデカデカと掲げているわけではありません。
むしろそんなことはどこにも載せていません。
しかし、コンセプトを設定していることで、確実に自宅サロンの運営は安定します。
- サロン創りの方向性が決まる
- 理想のお客様を集客しやすい
- 売上が安定する
具体的に見ていきましょう。
サロン創りの方向性が決まる
コンセプトが決まると、そこを軸にした自宅サロン創りができます。
例えば私の場合だと、「頑張っている大人女性がリラックスできる」という軸があるので、壁紙のカラーは白と、アクセントには薄いブルーグリーンを選びました。
ブルーやグリーンは心をリラックスさせる色。お客様の目の前だけこの色にしたよ!
また「ステータスを感じてもらう」を実現するために、マッサージチェアを導入し、アロマの香りにこだわり、ドリンクメニューも豊富です。
他にも、「頑張っている大人女性」に安心してきて頂けるように、子育て世代の方のために必要なおもちゃや子供向けアニメの用意やスペース、働いている方のためには、週3回は20時まで営業しています。
このように、サロンの内装から営業時間、曜日の設定まで、私の自宅ネイルサロンも、コンセプトを軸に創りました。
このように、ひたすら自分の決めたコンセプトの沿ってサロン創りしていけば良いので、いろんな事を決めていきやすくなります。
余談ですが、コンセプトがブレるとどうなるのか、私の体験談です。
以前私が美容室探しをしていた時・・・
まだ子供が小さく、なかなか預け先がなかったので「子供を連れて行ける美容室」を探していました。
インターネットで「お子様連れ歓迎」サロンを見つけ、「ママ専用料金」みたいなメニューもあり、子育てママをかなり応援しターゲットにしている感じだったので、楽しみにして行ったのですが・・・
店内は、オーナーの趣味である陶器の食器が、子供の手の届く高さにもズラリと飾られていました。
いや何でやねーん!絶対子供連れて来たらあかんやないかーい!
結局、子供がそれを割らないように見張り続けなくてはならず、ものすごく疲れました。何なら泣きそうでした。
いかにも「ママが子連れでくつろげるサロン」がコンセプトに感じられるホームページだったんですが・・・。
もちろん2度と行きませんでした。
ブレないこと、矛盾させないことの大切さを学んだ体験でした。
理想のお客様を集客しやすい
お客様はサロン探しをする時、ある程度「こんなサロンがあったらいいな」という希望を持っています。
私のように子連れで行けるサロンを探す人もいれば、とにかく安さを求める人、高くてもいいからアートが上手なサロンを求めている人、ネイリストの人柄を重視している人もいます。
そこにサロンのコンセプトがヒットすれば、お客様は迷わず「このサロンに行ってみたい」と予約をして下さいます。
コンセプトを明確にすることで、他と差別化でき集客できるだけではなく、「うちはこんなサロンだから、こんなお客様に来てほしい」という理想のお客様に選んで頂けるということです。
売上が安定する
そのコンセプトに魅力を感じ来店され、期待通り、またはそれ以上のサービスが受けられれば、お客様はリピーターとなります。
集客が難しい自宅ネイルサロンは、店舗型サロン以上にこのリピーターの存在がサロン運営に欠かせません。
「こんなサロンをずっと探していた」と思った瞬間、お客様のサロン探しの旅は終了です。
リピーターが増えれば、言うまでもなくサロンの売上は安定します。
それだけでなくリピータのお客様からの「ご紹介」という最強の新規集客が叶います。
コンセプトを設定したことによって、サロン創りから売上安定、売上アップまでの道筋がこうして出来ていくのです。
じゃあ具体的に、どうやってコンセプトを設定するんか、見ていきましょう〜!!
自宅ネイルサロンのコンセプトのつくり方
コンセプトを設定するために、3つのステップがあります。
- 自分の強みを知る
- お客様のターゲットを明確にする
- 競合サロンのリサーチ
詳しく解説していきます。
①自分の強みを知る
まず大切なのは自分の強みを知ることです。
「ネイリスト」と一括りにしても、その中で誰しも得意、不得意分野があります。
例えば私の場合の強みは
- マシーンの扱いが得意なのでベースフィルインが出来る
- 細かい手描きアートが得意
- スカルプ、エンボスアートができる(意外とやってない所が多い)
- お客様を楽しませる会話力に自信あり
こんな感じでした。
これを見て分かるように、そんなに特別なことじゃなくても大丈夫です。
施術スピードがとにかく早いとか、グラデーションがめちゃくちゃ綺麗にできるとか、フォルム形成を極めてるとか、本当に何でも良いんです。
まだ自分の強みがよく分からない時は、「これなら伸ばせそう」という部分を集中的に磨けば良いですよ。
私はこれらの自分の強みを知ることで、自宅ネイルサロンのコンセプトの「確かな技術と心の癒しを提供する」と言う部分が生まれました。
お客様のターゲットを明確にする
自宅ネイルサロンに来て欲しいお客様のイメージはどうでしょうか?
最初はどんなお客様でもいいから、とにかく一人でも来て欲しいと思ってしまうものですが、長い目で考えると必ず明確にしておく方が良いです。
どのようなお客様を呼びたいか決めることも、コンセプトの設定に直結するからです。
私の自宅ネイルサロンでは、年齢は30代〜50代の「落ち着いた大人可愛い人」が主なターゲットです。
長年勤めたサロンでの経験から、その年代との会話が得意である事と、大人可愛いデザインやアートが得意であること、また結婚や進学等、大きな引っ越しが少ない年代で、長くリピートしてくださる方が多いことが理由です。
お客様のターゲットを明確にする事で、その層にどうアプローチすれば選んで頂けるかを考えることができますね。
自分の強み+ターゲットで、ある程度のコンセプトが固まって来ました。
ここまでで、私の場合は「確かな技術と心の癒しを提供する、大人のためのネイルサロン」となりました。
あと一歩です。
③競合サロンのリサーチ
同じ条件のサロンが横並びであるより、何か違う部分があった方が、長く選ばれやすいのはいうまでもありません。
自分の強みを作りたいときも、ターゲットとなるお客様に来てもらうためにも、競合サロンのリサーチは欠かせません。
他のサロンと差別化できる材料を見つけたい!
例えば私が自宅ネイルサロンを開業する際、店舗型、自宅サロンどちらも含めて周辺サロンをリサーチしました。
その時、「ワガママの叶うサロンってあんまりないな」と思ったんです。
ワガママというのは、無茶をいう人、という意味ではありません。
例えば子連れでは行けない、連れて行けても抱っこしながらは無理、とか、定額制アートメニューしかなくて、細かいアートの希望は言えない、とか、サロン側の決まりでお客様一人一人の希望には寄り添えない、という事です。
私がお客さんとして行くなら、そういうワガママがたくさん言えて、思いきりネイルを楽しめる、サロンにいた時間が「今日ここに来て良かった、また明日から頑張れる」という気持ちになれるような場所がいい、という気持ちが湧きました。
そしてそれが出来るのが、個人の自宅サロンの醍醐味だと思いました。
そこで、「確かな技術と心の癒しを提供する、頑張る大人のわがままが叶うネイルサロン」のコンセプトが完成しました。
自宅ネイルサロンを開業するとき、料金設定などでも周辺のサロンのリサーチは大切ですが、それだけでなく、「他にはなくて自分なら出来ること、やりたいこと」にも注目しながらリサーチしてみると、他のサロンとの差別化ができ、よりお客様から興味を持って頂けるはずです。
まとめ
実際に私はこのコンセプトを軸に、自宅ネイルサロン創りをし、ターゲットとなるお客様層を集客できました。
せっかく集客できたお客様に満足していただくために、その軸はブレないように運営を続けています。
その結果、現在は新規のお客様を受けられる枠はとても少なく、ほとんどリピーターのお客様に支えられています。
集客が難しい自宅ネイルサロンだからこそ、「他とは違う魅力」が必要だし、「他ができないこと」が出来ます。
お客様に「ここに行ってみたい」と思って頂くためにも、「ずっと通いたい」と選んで頂くためにも、その魅力を生み出す軸となるのがサロンのコンセプトなのです。
まずは自分の強みや思想を知り、どんなネイリストでありたいか、どんなサロンをつくりたいかの理想像を、改めて考えることが何よりも近道になるのではと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとう!ほな、またね〜